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汗と寝汗の違い

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汗は体温を下げ、寝汗は薬剤の副作用や病気や病態を表す。

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Credit:  “Shady Desert Sun”, Shady Mohamed

 

汗は体を冷やすための体のメカニズムである。気温が上昇したり、スポーツをしたり、興奮したりすると汗がでる。

体から汗が過剰に出る状態は通常、害はなく、治療可能であるが、甲状腺亢進症などの重大な病気の兆候の場合もある。

汗をかくことにより体温の上昇を防止できるため汗は非常に重要である。

体にはエクリン腺とアポクリン腺の2種類の汗腺があり、異なる種類の汗を作り出す。

体温が上昇すると、エクリン腺はエクリン汗を皮膚の表面に分泌する。このため、汗が蒸発して、体温が下がる。エクリン汗は主に水と塩から作られている。

アポクリン腺は腋下、鼠径部などにありストレスが強くなると乳白色のアポクリン汗を分泌する。この汗は皮膚上の細菌により匂いがでる。

 

寝汗

寝汗は病気や病態が原因で睡眠時で生じる過剰な発汗である。

発熱、体重減少、局所の痛み、咳、下痢などを伴うことがある。

薬剤の副作用による場合がある。例えば、抗うつ薬、ホルモン遮断ガン治療薬、糖尿病治療薬などを服用した場合。

病気や病態により寝汗をかくことがある。例えば、不安性、自己免疫疾患、薬物中毒、HIV、甲状腺亢進症、睡眠障害など。

 

まとめ

  • 汗は体を冷やすための体のメカニズムである。
  • アポクリン汗は皮膚にいる細菌の作用により悪臭を放つ。
  • 寝汗は病気や病態が原因で睡眠時で生じる過剰な発汗である。
  • 薬剤の副作用や病気や病態により寝汗をかくことがある。

 

参考文献

 “Body Odor”, Young Men's Health

 “Sweating and body odor”, “Night sweats”, Mayo Clinic