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靭帯と腱の違い

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靭帯は骨と骨をつなぎ、腱は筋肉と骨をつなぐ。

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Credit:  靭帯は骨と骨をつなぐ、“Tendons vs. Ligaments - What's the Difference?”, rhscience7minivids

 

概要

靭帯と腱は筋骨格の一部であり、靭帯は骨と骨をつなぎ関節を安定させる、腱は筋肉と骨をつなぐ。靭帯と腱は関節と骨に対して重要な働きをする。靭帯と腱は線維性結合組織と呼ばれる層状のコラーゲン線維からできている。コラーゲン組織は丈夫であるが、靭帯や腱に過剰な力が加わると損傷する。

 

靭帯

靭帯は関節において2本の骨の端をつなぐことにより、関節は単純及び複雑な動きをすることができる。靭帯には様々な大きさと形状があり、関節を支持、強化、及び安定させることができる。

 

腱は筋肉を骨につなぐ。腱は筋肉から骨へ力を伝え、骨が大きく動けるように働き、圧力に耐えることができる。そのため、腱は部位ごとに形状と大きさが異なる。

 

靭帯断裂

靭帯が過剰な力を受けると、コラーゲン組織は過剰に伸び、部分的又は全体が断裂する。

靭帯の伸びや断裂は捻挫と呼ばれ、くるぶしや手首に多く生じる。

靭帯は3つの重複したフェーズで治癒する。最初のフェーズでは、出血がおこり、血が凝固する。損傷部位の組織に炎症が起こる。次のフェーズで、マトリックスや繊維芽細胞が過剰に作られる。最後のフェーズで、マトリックスが時間をかけて再組織化(リモデリング)される。

 

腱断裂

腱が過剰な力を受けると、組織の断裂や過剰な伸びにより損傷する。

捻挫(伸びや断裂)は徐々に又は突発的に生じる。

腱は3つの同時に生じるフェーズで治癒する。最初のフェーズでは、損傷部位に炎症が起こり、新たな血管とコラーゲンが作られる。次のフェーズで、細網線維が大量に作られる。最後のフェーズで腱の再組織化が行われる。新しい細胞が線維組織に分化し瘢痕状の腱組織になる。

 

参考資料

Angalar Chi, “Differences Between Ligaments & Tendons”, Livestrong.com

Tendons vs. Ligaments - What's the Difference?”, rhscience7minivids          

 

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