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イボとホクロの違い

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ウイルスとメラニン細胞の過形成によるもの。

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Photo:  指にできたイボ

 

イボ

イボは白又は肌色で主に手足や顔に現れる皮膚の異常隆起である。ヒト乳頭腫ウイルスによる生じ、高齢者より児童や青年に多く見られる。

直径は0.6センチ未満で、乾燥又は湿り気があり隆起又は非隆起状である。

通常は無痛であるが、膝や肘など、体の弱い部位に生じると、炎症を起こしやすい。炎症が起きると痛みがでる。

ウイルスが皮膚に入り込んで1から8ヶ月で、イボができる。ウイルスは切り傷、擦過傷、などで広がる。

約半数は自然に消えるが、長年消えない場合もある。

素人によるイボの除去は効果がないばかりか有害である。特に、イボを切り取ったり、削り取ったり、薬品で取り除く方法では細菌感染、瘢痕形成、及び他の障害が現れる恐れがある。

イボが気になる場合は皮膚科医による切除又は除去が必要である。治療方法として、酸、電気乾燥法、又は液体窒素を使用した冷凍切除が行われる。多くの場合、ウイルスは皮膚に残っているため、イボは再発する可能性が高い。

 

ホクロ

ホクロは赤、黒、又は茶色の皮膚の着色で、体のいたる所に見られる皮膚の異常である。

ホクロは皮膚のメラニン細胞が集まったものであり、皮膚の隆起又非隆起で無痛を特徴とする。

通常、幼年期に現れ、中年以降に消える。30歳を過ぎてから生じることもある。

原因として、ホクロは長時間太陽光線を浴びることや遺伝により生じると考えられている。

目障りでなく、炎症を起こさない限り問題は生じない。もし、外観が変化した場合、特に、境界が不明確、表面がでこぼこ、または色の混りがある場合はガンが疑われる。

大きさ、色、出血、又は極度の痒みがある場合は皮膚科医の診察が必要である。ホクロは手術又はドライアイス(液体二酸化炭素)の塗布、薬剤注射、又は放射線療法で除去することができるが、皮膚内に深く根を張っている場合は除去することができない。