医学よもやま話

医学情報をご提供します。

常染色体と性染色体の違い

advertisement

男性はXYであるため遺伝病のリスクを負う。

****

f:id:tpspi:20170706171301g:plain

Image: 性染色体XY

 

染色体は遺伝情報を次の世代に伝える重要な役割がある。常染色体と性染色体の2種類がある。性染色体は性の決定に重要な役割を果たす。

 

性染色体

人間には23対の染色体があり、1対は性染色体と呼ばれ、他の22対は常染色体のと呼ばれる。性染色体にはXとYの2種類あり、YはXより小さいが、XとYは部分的に類似している。

男性はX及びY性染色体を有するのに対して、女性はX性染色体を2本有している。女性の生殖体(卵子)はX性染色体のみを運ぶ。

男性の生殖体(精子)はX又はY性染色体を運ぶ。生殖体でX染色体が運ばれる数とY染色体が運ばれる数は同数である。卵子がX性染色体を運ぶ精子で受精すると、性染色体はXXとなり、女性になる。卵子がY染色体を運ぶ精子で受精すると、性染色体はXYとなり、男性になる。

人間では、生まれてくる子供の性別は男性の生殖体で運ばれる性染色体がXかYかで決定される。

X性染色体の遺伝子の多くは常染色体で運ばれる遺伝子と同様な機能がある。

性染色体の遺伝子は劣性遺伝の対立遺伝子がある。突然変異により、対立遺伝子に異常が起こっても、女性は2本のX性染色体を受け継ぐために、異常のある遺伝子は発現しない。しかし、ヘテロ接合体を有する女性はキャリアであり、この遺伝子を息子に渡す。息子はX性染色体が1本しかないため、異常のある遺伝子が発現する。

 

常染色体

人間には常染色体は22対あり、それぞれ多くの遺伝子を有している。

これらの常染色体の対では、それぞれの染色体の長さは等しい。これらの常染色体が複製され、娘細胞に与えられる。この結果、体のすべての細胞は同じ遺伝子を持つことになる。  

 

関連情報:

常染色体の優性遺伝と劣性遺伝の違い

悪い遺伝子は取り除くべきか? ― 遺伝子と環境の調和