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心臓発作と心不全の違い

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心臓発作により心不全が起こる

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Photo:  心不全の治療に使用されるペースメーカ、Boston Scientific

 

心臓発作も心不全も心臓血管の疾病である。多くの患者は病院に着く前に心臓発作や心不全で死亡している。

 

心臓発作

心臓へ血液を送る冠動脈と呼ばれる血管が閉塞すると心筋梗塞が起こる。この結果、心臓が正常に機能しなくなる。この病態を心臓発作と呼んでいる。

心臓発作は複数の要因により起こる。要因としてプラークによる冠動脈の狭窄、冠動脈の炎症、及び血管狭窄部の血栓による血流の遮断があげられる。この結果心臓の組織が死んでしまう。

心筋梗塞の治療方法として、薬剤により血栓を分解したり、冠動脈にステントを留置することができる。治療により心臓発作を防止したり心臓組織の損傷を最小にすることができる。

 

心不全

心臓血管の疾患により心臓が血液を送り出す機能を弱まる。この病態をうっ血性心不全とよぶ。

心不全は心臓発作、慢性の難治性高血圧、又は心臓弁膜症により生じる。

心不全の有病率は過去10年で3倍に増加している。原因としては高齢者の増加と慢性心臓血管疾患の患者数の増加による。心不全により、心臓が正しく血液を動脈を通して臓器に送り出せなければ、臓器はダメージを受ける。

心不全により、液体が肺にたまり、息切れや換気(二酸化炭素を酸素に交換)障害により体の臓器に障害が起こる。心不全では除細動器、ペースメーカ、などにより、うっ血性の心不全を防止することができる。

心血管疾患の主要なリスクとして喫煙、高血圧、肥満、糖尿病、及び高脂血症がある。

心臓疾患の代表的な症状として胸痛及び息切れがある。自覚症状がある場合は早急に治療することが重要である。