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高齢者の薬剤療法

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長期に服用している薬が老人の寿命を縮める事がある

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高齢者の薬剤療法の問題点

高齢者には薬剤療法が妥当でない場合が多い。

高齢者に薬剤療法が必要な場合は、最も毒性の低い薬剤が選択されるべきである。

処方される薬剤の種類と用量は最小で、効果と副作用については定期的に検討されなければならない。

持病で服用している処方薬および市販薬も同様である。

長期に服用している薬も安全とは言い切れず、病状に変化(治癒、悪化)していたり、加齢により薬の効き目が変化するからである。

医師の診察を受ける時や市販薬を購入するときは、「お薬手帳」を持参して、誤った薬の処方や購入を防止する。

市販薬や漢方薬の毒性については過小評価しがちである。これらの薬は患者の病態により有害であったり、処方薬に作用することも有る。ワルファリン服用者が漢方薬を併用すると、出血のリスクが高くなることがある。中国製の漢方薬には肝臓機能障害など様々な問題点が指摘されている。この他高齢者にとってリスクの高い市販薬として非ステロイド性抗炎症薬、H2ブロッカー、及び抗ヒスタミン剤がある。これらの薬を服用するときは、医師や薬剤師の指導が必要である。

 

代替療法

高齢者が不眠や不安に悩まされている場合、睡眠薬や精神安定剤を服用するのは危険である。リラクセーション、マッサージ、及び音楽などの代替療法が安全で、かつ効果がある。

局所的な痛みに対しては薬剤によらず温熱療法、超音波、及び経皮電気刺激で効果的に治療できる場合がある。

 

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