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良性腫瘍と悪性腫瘍の違い

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癌化しない腫瘍と癌化する腫瘍

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Photo: オリンパス上部消化管内視鏡

 

腫瘍

腫瘍は組織の腫脹であり、細胞の分裂のコントロールが出来なくなり、限りなく増殖を続ける病変である。腫瘍は新しく、活発に成長を続ける組織であるため新生物とも呼ばれる。

腫瘍は正常な組織より早く増殖し、成長を誘発した刺激が停止した後も生理的な理由なく増殖を続ける。

腫瘍は発症部位と良性か悪性かにより区分される。

間葉性腫瘍には繊維性弾性組織である骨、脂肪、血管、及びリンパ組織に見られ、良性腫瘍又は悪性腫瘍(肉腫)の場合がある。上皮性腫瘍は腺様組織である乳房、胃、子宮、及び皮膚に見られ、良性腫瘍又は悪性腫瘍(癌腫)の場合がある。

混合腫瘍は同じ一次胚葉から作られた異なる種類の細胞を含む。奇形腫は複数の採用から作られた細胞を含む。いずれの腫瘍も良性又は悪性がある。

 

良性腫瘍

良性腫瘍は重要な臓器の機能に影響しない限り有害ではない。緩やかに増殖して、正常の組織を押し付けるが、侵食はしない。腫瘍は免疫系で作られた膜で覆われ、境界が明確である。

良性腫瘍は転移はしない。すなわち、他の臓器で2次的な腫瘍を形成しない。手術で良好に切除できる。放射線で切除可能な場合もある。

 

悪性腫瘍

悪性腫瘍は未分化の細胞から作られている。

無秩序に増殖するため、栄養が問題になる。このため、壊死や潰瘍が生じる。隣接組織を侵食し、転移して、遠位の組織に同様の腫瘍が増殖する。

 

参考文献: 

Miller-Keane Encyclopedia and Dictionary of Medicine

 

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