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コーヒーをがぶ飲みしではいけない理由

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カフェインは薬剤であり、過剰摂取は健康を害する。

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多くの研究からコーヒーは健康に有益であることが明らかになっている。この反面、過剰摂取は健康に悪影響を及ぼしていることも判明している。

業界は不利な情報は公表しないため、あまり知られていないが、過剰摂取は高血圧症、糖尿病、及び骨粗鬆症には有害である。さらに、カフェインは薬剤に影響を及ぼし、さらに不眠症、不安、及び胸焼けを悪化させる。カフェインは薬剤であることから当然なことである。

カフェイン摂取が適量である限りは一般に安全であるが、習慣性があり、摂取を止めることはもちろん用量を減らすことも容易ではない。

カフェイン摂取を急に止めると拍動性頭痛、ふらつきや、疲れが出る。これらの症状はカフェインが体内から抜けきるまで(数日)続く。

 

カフェインの体への影響

  • 不安が強くなり、睡眠を害する。日中に疲れが出て、さらに不眠症が悪化する。
  • カフェインは肝臓の代謝酵素で代謝されるため、この阻害作用のある薬と併用すると、血中濃度が高まり作用が強く出る薬物相互作用を示すことがある。
  • カフェインは血糖値を上昇させるため、2型糖尿用患者ではインスリンの働きが悪くなる。
  • 閉経後の女性が1日300mg以上のカフェインを摂取した場合、十分なカルシウムを補わないと、骨量が減少する。

 

カフェインの胃への影響

コーヒーは胃の働きを悪くする。逆流性食道炎(胸焼け)がある場合は、コーヒーは酸性であるため症状を悪化させる。この場合はカフェインレスに切り替えても効果がない。カフェインレスは胃酸をさらに増大させるからである。胸焼けがある場合は、コーヒーを控える。

カフェインの人体への影響は人により異なる。コーヒーを1日6杯飲んでも平気な人もいれば、昼を過ぎてコーヒーを飲むと、夜眠れなくなる人もいる。

カフェイン摂取量を減量する必要がある場合は、数週間かけて徐々に行う。

炭酸飲料やチョコレートにもカフェインが含まれていることを忘れてはならない。

 

参考資料:Candy Sagon, “Caffeine for Your Health — Too Good to Be True?