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医学よもやま話

医学情報をご提供します。

眠気が引き起こす重大事故の原因

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居眠り運転で重大事故を起こしたり、工場で機械に挟まれて大怪我をすることがある。

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Photo:  恐ろしい車の事故

 

睡眠時に無呼吸状態になり、睡眠が妨げられる。睡眠不足から、日中に我慢できない眠気に襲われる。交通事故、作業での怪我、仕事でのミスなどで生活に重大な影響が出ることがある。この病態が閉塞性睡眠時無呼吸である。

 

閉塞性睡眠時無呼吸の症状

閉塞性睡眠時無呼吸では様々な症状が現れる。主な症状として大きな音で長く続くいびき、日中の過剰な眠気、及び無呼吸がある。いびきは咽頭軟組織の閉塞部分の振動により生じる。患者は口を開けた状態でいびきをかく。いびききは次第に強くなっていき、最後に大きな音で終わる。

大きないびきをかく人が肥満になると、閉塞性睡眠時無呼吸にかかるリスクが高くなる。

いびきは、一人で寝ていると気づかないことが多く、他の病気で入院し、手術や内視鏡検査で鎮静剤や麻酔を使用した時、この病態が見つかることがある。あるいは、夜間に心臓ブロックや睡眠時にリズム障害が現れた場合にこの病態であると診断される。

 

呼吸停止

呼吸が妨げられるのではなく、呼吸が停止する。患者は仰向けで眠ると、いびきをかき、呼吸困難に陥ることがある。朝、目覚めた時に、口の乾きや、頭痛が生じることがある。

 

睡眠障害と 睡眠時異常行動

不眠症は寝付けなく、睡眠途中で目が覚めてしまう。ノンレム睡眠で一番深い状態のN3睡眠時に過渡的に覚醒が生じると混乱性睡眠異常行動が起こり、患者は眠りながら歩いたり、話たりする。覚醒及び過剰な呼吸により眠りが浅くなったり、寝汗をかいたりする。

 

上気道異常

鼻詰まり、鼻炎、慢性副鼻腔炎、及び鼻咽頭の異常が生じることがある。

 大きないびきをかいていたり、昼間我慢できない眠気に襲われる人は医療機関で検査を受ける必要がある。安易に考えていると、人を死に追いやったり、自分が死に至ることがある。欧米では睡眠時に鼻から空気を送る持続陽圧呼吸療法(シーパップ(CPAP)療法)が行われている。近年、日本でも保険適用になっており、この治療を受ける人も増えている。