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医学よもやま話

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閉塞性睡眠時無呼吸のポリソムノグラフィ検査

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閉塞性睡眠時無呼吸では覚醒時には低換気にはならないが、他の低換気障害では低換気症状が現れる。

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Photo:  気道陽圧自動滴定装置、TOP SNORING MOUTHPIECES

 

睡眠性呼吸障害には閉塞性睡眠時無呼吸以外に睡眠により症状が悪化する低換気・ガス交換障害と中枢性無呼吸がある。前者には夜間喘息、慢性閉塞性肺疾患及び肥満性低換気症候群が含まれる。

閉塞性睡眠時無呼吸では覚醒時には低換気にはならないが、他の低換気障害では低換気症状が現れる。患者に過眠症がある場合は閉塞性睡眠時無呼吸を疑う必要がある。

 

ポリソムノグラフィ検査

閉塞性睡眠時無呼吸はポリソムノグラフィ検査で確定診断を行う。この検査では脳波、電気眼球図記録(レム睡眠の判定)、心電図、足と顎の筋電図、呼吸、酸素飽和度、及び肺胞又は動脈二酸化炭素(呼気終末又は経皮二酸化炭素)などを測定する。

患者の睡眠状態を録音録画することにより、いびきと胸腹部奇異呼吸を検出して、閉塞性睡眠時無呼吸の診断を確定することができる。

閉塞性睡眠時無呼吸の重症度は無呼吸低呼吸指数で判定する。この指数は睡眠1時間毎の閉塞性無呼吸と低呼吸の回数を表す。

閉塞性無呼吸、減呼吸、及び閉塞回数(酸素不飽和の異常として覚醒を引き起こす)により呼吸障害指数を表す。酸素不飽和は心血管に影響を及ぼす慢性間欠性低酸素症に直接関係する。

心肺モニターと気道陽圧自動滴定装置を使用して患者の自宅で無呼吸低呼吸指数を診断することができる。気道陽圧自動滴定装置は上気道のインピーダンスの変化に応じて気道に供給する陽圧のレベルを連続自動調整する。自動滴定により重度の閉塞性睡眠時無呼吸患者の診断と治療が可能である。