読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

医学よもやま話

医学情報をご提供します。

難治性高血圧

advertisement

疑似抵抗性高血圧と二次性高血圧を疑う。

****

f:id:tpspi:20170508150735g:plain

Photo: オムロン電子血圧計

 

高血圧患者の5人に1人は薬物耐性高血圧であり、異なるクラスの高血圧薬を同時に服用しても目標血圧に低下することができない病態である。

 

疑似抵抗性高血圧

この病態の多くは疑似抵抗性高血圧であり、原因として不適切な血圧測定、白衣性高血圧(診察室で血圧が上昇する)、服薬指示の不遵守、血圧上昇物質の摂取(非ステロイド性抗炎症薬、アルコール、精神病薬、など)、不適切な高血圧治療があげられる。

 

原因

治療可能な薬物耐性高血圧には血圧降下薬クロニジンによるリバウンド(必要に応じた投与)、不適切な利尿剤治療、腎臓機能な正常な患者に対するループ利尿剤の不適切な治療、短時間作用性のループ利尿剤の時間を開けた投与(1日1度服用)、及び腎不全患者に低用量のサイアザイドの投与がある。

 

二次性高血圧

薬物耐性高血圧の鑑別診断として二次性高血圧、特に慢性腎臓病、閉塞性睡眠時無呼吸、及び一次性アルドステロン症(アルドステロンの分泌過多)がある。

 

薬剤治療

高血圧の原因が不明の場合は、ミネラルコルチコイド受容体遮断薬およびα/β遮断薬で治療を行う。

血液中アルドステロンが正常値であっても低用量のエプレレノン又はスピロノラクトンは薬物耐性高血圧に効果が高い。