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医学よもやま話

医学情報をご提供します。

高齢者の収縮期高血圧

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ACE阻害薬(又はARB)、CCB、及び利尿薬の3つのクラスの抗高血圧薬で治療する。

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Photo:  水銀血圧計

 

高齢の収縮期高血圧患者で、収縮期血圧を150mmHg以下に低下させることにより、脳卒中を30%、心筋梗塞を23%、心臓血管疾患による死亡を18%低減できる他、認知症の進行も遅くすることができる。

80歳以上の高齢の高血圧患者でもエース阻害薬やサイアザイド系利尿薬により血圧を良好に低下させることができる。

しかし、高齢者では、薬剤の代謝が遅く、自立反射が低下しているため、高血圧治療薬は低量から始めて、徐々に滴定する必要がある。

起立性低血圧症がある場合は、高血圧治療薬を滴定して所定の血圧に維持しなければならない。

収縮期高血圧はエース阻害薬(又はアンジオテンシン受容体拮抗薬)、カルシウム拮抗薬ジヒドロピリジン、及び利尿薬サイアザイドの3つのクラスの抗高血圧薬で療法を行う。

高齢者の一部患者では、サイアザイドが低用量でも低ナトリウム血症を発症することがある。

β遮断薬の使用は冠動脈疾患又は心不全患者に限定される。使用の場合は、心臓ブロックの発症、運動耐容能の低下、及びうつ病発症の恐れがあるため注意が必要。