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好酸球性食道炎

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免疫異常又は食物及び空気アレルゲンに対する抗原反応で、食道粘膜に慢性的な炎症が現れる。

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Photo:  ステロイド点鼻薬フルチカゾン、コーアイセイ株式会社

 

好酸球性食道炎は児童や青年に多く見られるが、成人でも発症する。患者は他のアレルギー疾患の病歴がある。この病気のかかっている児童の約50%にエオタキシン遺伝子に異常が見られる。

 

臨床症状と診断

児童には消化不良症状が現れる。成人では一般には固形食物に対する嚥下障害、食片埋伏、又は胸痛が生じる。内視鏡検査では直線状の皺や複数の輪が認められ、生検により好酸球の浸潤が検出される。

 

治療と予後

ステロイド剤フルチカゾン又はブデソニドの局所ステロイド治療を2ヶ月間、行う。又は全身ステロイド治療を1ヶ月間行う。

患者は食品アレルギー検査を行い、該当する食品の摂取を避ける。

オプションとして、経験的6食材を除去する食事を行う。6食材は牛乳のタンパク質(カゼイン)、大豆、小麦、卵、ピーナッツ・好み、及び魚介類である。治療により患者の多くで、症状の改善が見られる。