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医学よもやま話

医学情報をご提供します。

肺炎治療

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経験的抗生剤治療により、肺炎の重症化を防ぐ。

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Credit:  静脈薬剤投与、IV infusion start

 

初期経験的治療

患者の病状が不安定、敗血症の恐れがある、又は院内感染の疑いがあるときは、下気道からのサンプルの顕微鏡検査で細菌が検出できなくとも、直ちに抗生剤治療を開始する。抗生剤治療が遅れると致死率が高くなる。

初期経験的治療は早発性肺炎、耐性菌感染リスク、及び地域の細菌感染性データにより異なる。

 

早発性肺炎

院内感染、早発性肺炎、及び耐性菌リスクが無い場合は、初期経験的治療は単剤で行う。

 

遅発性肺炎

遅発院内感染又は耐性菌リスクがある場合は、初期経験治療は多剤で行う。

 

治療期間

経験的抗生剤治療の開始後は日々の注意深い患者の病状観察が必要となる。発症から48から72時間で病状が改善した場合は、培養結果に基づき段階的に、減薬を行う。下気道サンプルの培養結果が陰性の場合で、患者の病状が改善しない場合は、感染源が肺外にある可能性がある。X線検査及び肺、胸膜、及び他の部位からのサンプル採取と培養を行う。

治療期間は患者により異なる。患者の病状が改善した場合は、抗生剤治療は7日間と短いが、回復が遅い場合は14から21日間の治療を必要とする。