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高血圧薬剤療法

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高血圧治療薬には禁忌と副作用があり、適切に服用しないと薬剤性疾患を引き起こす。

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photo: クロルサリドン(サイアザイド系利尿薬:欧米では主流の降圧剤であるが、製薬会社の思惑から日本での販売は中止されている。)

 

高血圧薬は100種類以上が臨床で使用されている。薬剤で血圧を低下させることはできるが、心臓腎臓疾患のリスクを低減させることはできない。

 

経口高血圧薬には様々なクラスが有り、異なる作用機序があるため、使用における治療原則、禁忌、副作用がある。

 

ステージ1の高血圧患者(軽症高血圧(140~159/90~99mmHg))に対しては他の疾患がなければサイアザイド系利尿剤の服用が推奨される。この他、ACE遮断薬、カルシウムチャネル遮断薬、アンジオテンシン受容体ブロッカー、ベータブロッカー、及び利尿剤が高血圧治療薬として使用されている。高血圧治療薬は血圧降下に同様に効果があるが、効果には患者ごとに違いがある。

 

サイアザイド系利尿剤

サイアザイドは遠位尿細管におけるナトリウムと塩素の再吸収を阻害する。この薬剤を長期に服用すると、低ナトリウム血症になる。更に、カリウムと重炭酸塩は排泄が増加しカルシウムの排泄の減少と、尿酸値の上昇が起こる。従って、痛風患者には禁忌である。この薬剤は正常の血圧には影響しない。