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医学よもやま話

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誤嚥性肺炎とは

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歯垢は誤嚥性肺炎の原因になる

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credit:  歯垢除去、歯の教科書

 

疫学と病理

肺炎の主要な原因として微量誤嚥(マイクロアスピレーション)があげられる。口腔咽頭物(食べ物の破片)を誤嚥することにより細菌性肺炎が起こる。誤嚥は神経筋障害又は薬剤、刺激物、アルコールなどの影響、又は神経疾患による感覚中枢の変化により飲み込む力が弱くなることによる。

再発性誤嚥性肺炎の臨床シナリオとして食道又は気管の悪性腫瘍による気管気管支瘻、食道癌と治療による食道閉塞、及び多種の神経疾患(筋萎縮性側索硬化症、多発硬化症、脳卒中、筋病変)があげられる。

 

逆流性食道炎

逆流性食道炎にかかると嚥下力と保護反射が正常であっても、睡眠時に誤嚥の恐れがある。神経筋障害があると液体を吸い込むことが困難になり、悪性腫瘍又は良性の狭窄病変があると固形物の飲み込みが困難になるからである。

 

臨床症状

誤嚥性肺炎は通常の細菌性肺炎と比較して症状は急激には現れない。発熱、呼吸困難、膿性痰、不定愁訴、及び食欲不振などの全身症状が数日かけて現れる。胸部聴診で下葉又は肺病変部から荒いラ音が聞こえる。