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医学よもやま話

医学情報をご提供します。

肺炎治療後の管理と抗生剤治療で効果が現れない場合

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肺炎患者の約10%で治療効果がなく、25%で合併症が現れている。

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肺炎治療後の管理

抗生剤治療で効果があっても、臨床的な症候や症状が消えるのと比較して、胸部X線画像で病変が消えるのには時間がかかる(6から8週間)。

胸部X線写真の病変が完全に治癒しているか、線維性瘢痕が形成されているかの確認が必要。抗生剤治療終了後6から8週間目に胸部X線検査を行い再発がないか検査を行う。

胸部X線検査で病変が残存しているか、肺炎再発の場合は不顕性腫瘍、異物、気管支狭窄、気管支石灰化などの気管支閉塞を直ちに調べる必要がある。CT検査の結果に応じて、気管支鏡検査などを行う。

 

抗生剤治療で効果が出ない場合

コミュニティ肺炎患者の約10%で治療効果が現れない。約25%で合併症が現れている。ガイドラインに従った治療により、治癒が期待できる。

経験的抗生剤投与で効果が出ない場合は、特異な病原体、肺塞栓のような鑑別診断、又は胸水、膿胸、又は肺膿瘍のような肺炎の合併症を検出する。これらの場合は、胸部CT、胸水穿刺、呼吸分泌物、ブラシ擦過物、気管支肺胞洗浄液などの検査が必要。