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睡眠相後退症候群と睡眠相前進症候群 ― 病的な夜型と朝型

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狂った体内時計を元に戻す必要がある。

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photo:  光線療法用メガネ

 

睡眠相後退症候群

睡眠相後退症候群は夜遅くまで眠れず、朝は起きれない病態で、概日リズム睡眠障害の一種。患者は夜の希望する時刻に眠りにつくことができない。この病態は入眠障害又は朝の日中過眠症として現れる。

睡眠相後退症候群は一次性概日リズム障害で最も多い病態で、夜遅くまで活動する機会の増加が原因とされている。

この病態は概日リズム障害と同様に時間療法、光線療法及び、薬剤療法を組み合わせることにより、体内時計をリセットすることができる。治療を継続しないと、体内時計は遅れてしまう。

睡眠相前進症候群

睡眠相前進症候群は夜早い時刻に眠くなり、望んだ時刻より早く目が覚めてしまう。患者は望んだ時刻まで起きていることができず、夜早い時刻に眠ってしまい、朝は非常に早い時刻に目が覚めてしまう。

この病態は夕方の過眠症又は睡眠維持障害として現れる。患者は眠気のために不本意ながら夕方の活動を中断することになる。

患者は眠くなるのを恐れて夕方の活動を避けるようになる。この病状はよく鬱病と誤診されてしまう。光線療法により、夕方光線を浴びることで体内時計を元に戻すことができる。