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持続性概日リズム障害 ― 時差ボケと夜勤の対処

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時差ボケは、時差1時間は1日で自然解消する。

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時差ボケ

時差ボケを解消するのに一番良い方法は、直ちに生活を現地の起床就寝時間に合わせることである。時差ボケで生活に支障が出る場合は、睡眠薬で睡眠開始による不眠症が解消可能。時差ボケは、時差1時間は1日で自然に解消する。

 

夜勤労働

夜勤労働による概日リズム障害の解消は困難である。対策としてカフェイン剤などの興奮薬の服用と夜間、光線を浴びること。又は、睡眠薬を服用し、日中眠くならない環境を保つこと。夜間労働の性質から、労働者の体内時計は夜間勤務に適合しない。労働者は帰宅して日中、睡眠をとるため体内時計がリセットされてしまうからである。

 

薬剤療法

時間療法や光線療法によっても症状が改善しない場合、薬剤で治療する。過度に眠く、注意力が欠如により夜間勤務に支障が出る場合は、精神刺激薬モダフィニルが有効(モダフィニルはスポート禁止薬に指定されているので注意が必要)。

カフェインは適度の効果が得られるが、昼寝、明るい光線、又はモダフィニルには及ばない。東廻りの時差ボケについては、入眠したい時間の4から5時間前にメラトニンを服用すれば効果が得られる。

 

参考資料:” Melatonin for the prevention and treatment of jet lag” by Herxheimer A, Petrie KJ.. Cochrane Database Syst Rev.