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医学よもやま話

医学情報をご提供します。

概日リズム障害にかかったら

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時間療法、光線療法、及び薬剤療法で治療が行われる。

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症状と診断

概日リズム障害の症状は眠るべき時に眠れないことである。しかし、一度眠りに付けば、普通に眠れる。問題は睡眠のタイミングだけである。

すなわち、起きているべき時間に眠くなり、眠るべき時間に眼が覚めてしまう起床睡眠スケジュール障害である。

概日リズム障害は2つに分類される。体内時計の一次性障害と体内時計に対する環境の影響による二次性障害。一次性障害は過眠症、不眠症、薬剤の影響、又は精神状態などの他の睡眠、薬剤、又は精神障害に見えるため診断が困難な場合がある。

診断は病歴に基づいて行われる。

睡眠日記や活動記録法が役立つ場合もある。二次性障害(時差ボケやシフト作業)は簡単な質問で鑑別できる。

 

治療

一次性概日リズム障害は基本的には時間療法、光線療法、及び薬剤療法で治療が行われる。

時間療法 ― 必要な睡眠時間は睡眠記録から決定される。患者は毎日就寝時間を2から3時間遅らせるか進めて、希望する就寝時間になるまで指定の時間だけ眠る。この治療法は数日の治療期間が必要で、その間寝室を暗く静かにできなければ実施は困難である。

光線療法 ― タイミングと時間は診断結果と患者の反応に基づく。患者は光源から所定の距離離れて光を浴びる。患者の概日リズムに対する光の効果は光の強度、波長、タイミング、及び露光時間により異なる。

患者の障害の程度に合わせたタイミングで、家庭で行うことができる。朝、光を浴びれば、体内時計が進み、夜、光を浴びれば体内時計が遅れる。望みの睡眠時間が得られたら、露光を継続する必要がある。

薬剤療法 ― 入眠したい時間の4から5時間前にメラトニンを服用する。これにより、体内時計を進めることができる。