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医学よもやま話

医学情報をご提供します。

二次性高血圧症の原因の特定

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手がかりと検査方法

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血圧値が高く、複数の薬剤で効果がない難治性高血圧の場合は、原因を調べる必要がある。特定の疾患が原因生じる高血圧症を二次性高血圧症とよぶ。この高血圧症の原因となる疾患には特定の手がかりと検査方法がある。

 

腎実質性高血圧

  • 手がかり ― 糸球体濾過値<60mL/min/1.73m2、尿中アルブミン/クレアチニン比≥30mg/g。
  • 検査 ― 腎臓超音波検査。

腎血管疾患

  • 手がかり ― 血清クレアチン上昇、アンギオテンシン変換酵素阻害薬(アンギオテンシン受容体拮抗薬)で血清クレアチン上昇、難治性高血圧、肺水腫、腹部血管雑音。
  • 検査 ― MRI又はCT血管造影、侵襲血管造影。

大動脈狭窄

  • 手がかり ― 腕の脈拍>足の脈拍>腕の血圧>足の血圧、心雑音、胸部X線検査で肋骨侵食検出。
  • 検査 ― MRI、大動脈X線検査。

アルドステロン症(アルドステロンの分泌過多)

  • 手がかり ― 低カリウム血症、難治性高血圧。
  • 検査 ― 血清レニン及びアルドステロン測定、24時間尿中カリウム測定、24時間尿中アルドステロン測定、食塩摂取後尿中アルドステロン及びカリウム測定、副腎CT検査、副腎静脈血液採取。

クッシング症候群

  • 手がかり ― 体幹肥満、幅広紫皮膚線条、筋力低下。
  • 検査 ― 血清コーチゾル、デキサメタゾン投与後尿中コーチゾル、副腎CT検査。

好クロム性細胞腫

  • 手がかり ― 頭痛、発作性高血圧、動悸、発汗、顔面蒼白、糖尿病。
  • 検査 ― 血清メタネフリン及びノルメタネフリン、24時間尿中カテコール、副腎CT検査。

閉塞性無呼吸

  • 手がかり ― 大きないびき、日中の眠気、肥満、首の肥大。
  • 検査 ― 睡眠検査。