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気管支鏡でできること

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肺炎や肺癌の検査と治療に使われる肺カメラ。

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credit:  気管支鏡アッタチメント、KARL STORZ

 

気管支鏡による検査

気管支鏡は非直視下生検で、気道を直接観察し、肺の実組織にアクセス可能である。気管支鏡は気道閉塞の治療に使用されているが、超音波内視鏡を併用することにより肺癌を最小侵襲での診断、ステージ分類、及び肺炎や肺気腫などの疾患の検査が可能である。

 

気管支鏡による治療

気管支鏡は更に気管、気管支幹、及び中間幹気管支の中枢気道閉塞の治療に使用される。気道閉塞は悪性病変(気管支原性癌又は気管支への転移)及び良性病変(肉腫、アミロイド症、又は甲状腺腫)による場合がある。

気道閉塞の症状

気道の直径が5から8mmに狭まるか新しい病変(感染、出血、又は粘膜プラグ)により狭窄が悪化するまで、患者には症状が現れない。

疾患の微妙な徴候に注意が必要である。いびきは切迫した呼吸不全の兆候である。

悪性腫瘍患者には喀血が多く見られる。患者によっては閉塞遠位肺炎を生じる。この疾患は抗生剤が効かず、再発する。しかしほとんどの患者は呼吸困難や咳など不特定の症状が現れる。

慢性気道閉塞のリスクがあり、治療で症状が軽減しない患者に対してはCT及び気管支鏡により画像検査を行う。気道閉塞は致死性が高いため、専門医の診察が必要である。

 

治療

気道閉塞の治療には閉塞組織の除去が必要である。気管支鏡で組織の機械的創面切除を行う。レーザや電気焼灼により腫瘍組織を蒸発させることができるが、電気焼灼またはアルゴンプラズマ凝固後の機械創面切除が推奨されている。