読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

医学よもやま話

医学情報をご提供します。

細菌性肺炎 ― 定形病原菌と非定型病原菌

advertisement

肺炎では複数の細菌による混合感染が増えている

****

f:id:tpspi:20170406103710g:plain

photo:  オムロン電子体温計

 

感染原因病原体

肺炎患者の約50%でしか病原体が判明していない。患者の感染原因病原体は患者の疫学要因、病気の重症度などで異なる。

 

肺炎レンサ球菌と肺炎マイコプラズマ

痰や血液培養により最も多く検出される細菌が肺炎レンサ球菌である。これに対して血清検査で最も多く検出される細菌は肺炎マイコプラズマである。

 

非定型病原菌と混合感染

定形病原菌以外の肺炎の原因としてクラミジアや呼吸器ウイルスが10%を占めており、肺炎マイコプラズマ、肺炎クラミジア、及びレジオネラ菌などの非定型病原菌による肺炎も増加傾向にある。定形病原菌と非定型病原菌による混合感染が下気道感染患者の約3分の1で起きている。

 

患者の疫学的要因

患者の疫学要因も特定の細菌による感染リスクを高めている。喫煙者および慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者はインフルエンザ菌、モラクセラ・カタラーリス、レジオネラ菌、浸潤性肺炎レンサ球菌の感染リスクが高い。

 

飲酒の習慣がある人は薬剤耐性の肺炎レンサ球菌、嫌気性肺感染、及び結核に感染しやすくなる。