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肺炎の症状

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高齢者や免疫不全症患者では顕著な症状が現れない。

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credit: Stethoscope, MDF Instruments

 

呼吸器に新たに異常な症状が現れたら肺炎の可能性を疑う。特に発熱、咳、痰、呼吸困難があり、胸部聴診でラ音が聞こえる場合は可能性が高い。

 

高齢者や免疫不全者では明確な初期症状が現れない。これらの患者では食欲不振、脱水症状、既往症の悪化などが起こる。

 

患者に特定の習慣や共存性があると肺炎を発症しやすい。喫煙、鎮静剤やアルコール摂取、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、糖尿病、悪性腫瘍、心臓疾患、神経疾患、慢性肝臓疾患など。

 

肺炎の初期症状は患者ごとに異なり、画一的な診断法を採用することができない。従来の大葉性肺炎の身体的検査では組織の硬化と呼吸音の変化、やぎ音の聴取、及び触覚振盪音が確認される。

 

肺炎が疑われるときは、身体的検査、前後方向及び横方向の胸部X線検査、及び白血球数検査を行う。

 

入院患者に対してはガス交換検査(酸素測定又は動脈血ガス分析)を行う。

 

肺炎の鑑別診断として肺塞栓症、気管支癌、気管支肺胞癌、薬剤性肺疾患、及び突発性間質性肺疾患がある。