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医学よもやま話

医学情報をご提供します。

レビー小体型認知症とは

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大脳辺縁系や皮質にできたレビー小体により発症する認知障害。

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レビー小体型認知症では認知症とパーキンソン病の両方の症状が現れるが、歩行障害以上に他の症状(幻覚、震え、及び睡眠障害)が強く現れる。

 

レビー小体型認知症の診断基準

次の条件が満たされた場合、レビー小体型認知症と診断される。

  • 認知症の症状がある。
  • 認知障害は潜行進行性で病歴と認知検査に基づく。
  • 少なくとも次の2つの症状がある。
    • パーキンソン症候群(硬直、安静時の震え、動作緩慢症、姿勢が不安定、歩行障害)がある。
    • 幻覚がはっきりと現れる。
    • 緊張状態でも、体がふらつく。
    • レム睡眠行動障害が起こる。
    • 抗精神病薬でパーキンソン病症候群が悪化する。
  • 他の脳疾患で説明がつかない。

 

疫学

レビー小体型認知症の患者数はアルツハイマー型認知症の患者数の約4分の1であり、加齢で増加する。レビー小体型認知症患者は男性が女性より多い。レビー小体型認知症のリスク要因は解明されていない。

 

病理

レビー小体型認知症はレビー小体病とアルツハイマー病が合わさった疾患である。一般的に、レビー小体病の症状が強くなれば、アルツハイマー病の症状は弱くなる。レビー小体は神経核内封入体であり、基底核、黒質緻密部、青斑核、小脳扁桃、帯状回、及び大脳新皮質にできる。レビー小体は最初、脳幹にでき、睡眠と覚醒を制御する核と黒質に影響を及ぼす。その後、基底核、嗅内皮質、帯状回、及び大脳新皮質にできる。