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医学よもやま話

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昏睡の予後

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原因が中毒性又は代謝性でなければ意識回復はほぼない。

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昏睡の予後は患者により異なり、病因、ステージ、脳損傷の程度、及び可逆性による。

 

外傷性脳損傷による昏睡の予後はグラスゴー・コーマ・スケールのスコアによる。

 

心肺停止から蘇生し、中毒性及び代謝要因(鎮静作用、神経筋ブロック、低体温症、臓器不全、及びショックなど)が病因ではなく、次の場合、意識が回復する可能性は1%以下である。

 

1日目:筋間代癲癇重積持続状態。

1日目から3日目:体性感覚誘発電位の両側N20反射の消失。

1日目から3日目:血中ニューロン特異的エノラーゼ濃度が33μg/L以上。

3日目:瞳孔又は角膜反射なし、伸筋又は運動反射なし。

 

これらの所見なく、潜在的可逆性のある代謝性又は中毒性脳症ではなく、患者が3日間昏睡状態の場合で、痛覚刺激に対して引っ込み反射がなければ、意識を取り戻す可能性は10%未満、引っ込み反射があるが、目を開かなければ40%未満である。