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医学よもやま話

医学情報をご提供します。

軽度認知障害(その2)

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軽度認知障害患者は自己の症状が気になるが、認知症患者は気にならない。

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photo:  アルツハイマー病治療薬ドネペジル

 

症状

軽度認知障害患者は物忘れなどの認知障害を悩むようになり、医師の診察を受けることになる。

 

患者は直前に行った動作や会話を忘れてしまう。心に余裕が無くなる。複数の事を同時に行えなくなり、問題の解決が困難になる。患者によっては、健忘症状が自覚できないが、家族は患者の健忘症を心配するようになる。

 

診断

患者に軽度認知障害が疑われる場合、患者の認知機能は正常かそれとも認知症にかかっているかを判断することから始められる。

 

患者の日常生活に支障が出ている場合は認知症にかかっていると容易に判断できる。

 

治療

アルツハイマー病の治療薬ドネペジルを服用することにより、認知症の発症を1年程度遅らせることが確認されている。有酸素運動でも同様に発症を遅らせることができるとの報告がある。

 

予後

軽度認知障害は認知症へ進行するリスクが高い。1年間で15%づつリスクが高まる。