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認知症の条件と有病率

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認知症は認知機能が低下して、自分ひとりで日常生活が送れない病態

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認知症は日常生活を送る能力損なわれ、独立して生活ができなくなる病態。認知症患者は症状が現れる前は正常の認知機能があり、長い時間をかけて症状が悪化する。

卒中、脳炎、又は脳腫瘍でも認知症が現れるが、その後、症状は長期間変化しない。

クロイツフェルト・ヤコブ病では認知症が突然現れ、1年以内に症状が悪化して死に至る。発達障害や認知障害患者でも認知症が生じることがある。

 

認知症の条件

病歴や知能評価検査に基づき、患者に次の二つ以上の認知障害があると認知症と認められる。

  • 新しい情報を学んで覚えておくことができない(陳述宣言記憶障害)。
  • 複雑な作業を行うことと推理することができない(実行認知機能障害)。
  • 視空間能力及び地理的方向感覚に障害がある。
  • 言語機能障害がある。

 

認知障害は仕事、日常の社会活動、又は他人との関係に影響を及ぼしている。

日常生活が発症前と比較して大幅に低下している。

認知障害が精神病として説明できない。

 

認知症の有病率

認知症の有病率は年齢とともに増加する。50歳未満ではほとんどなく、65歳を過ぎると約7%に達する。

65歳から69歳では、有病率は1%から2%であるが、85歳から89歳では20%から25%と急激に増加する。年齢が上昇すると有病率は更に増加する。

女性は男性より寿命が長いため、女性の認知症患者数は男性より多い。