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医学よもやま話

医学情報をご提供します。

カナダ頸椎規定

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放射線画像検査で使用される放射線と造影剤は人体に有害であるため、カナダでは検査が必要な条件が規定されている

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image:  Canadian C-Spine Rule

 

カナダ頸椎規定は頭部又は頸部に障害を負った患者が救急搬送された場合、脊椎損傷の診断で放射線画像検査の必要性を判断するための兆候、症状、及び条件を規定している。

 

次の場合はハイリスクな要因であり、放射線画像検査が必要:

  • 65歳以上、
  • 危険な事故(*1)、又は
  • 手足に麻痺がある。

 

次の場合は移動させても安全なためリスクが低いため、放射線画像検査は不要、それ以外は放射線画像検査が必要:

  • 後方からの単純なバイクによる追突(*2)、
  • 救急病院では椅子に座っている、
  • 歩行が可能、
  • 頚部の痛みが遅く現れる、又は
  • 頸椎正中に圧痛がない。

 

首を45度左右に回転できなければ放射線画像検査が必要。

 

次の場合はカナダ頸椎規定は適用しない。放射線画像検査が必要:

  • 外傷がない、
  • グラゴー・コーマ・スケールのスコアが15以下、
  • バイタルサインが不安定、
  • 年齢が16歳未満、
  • 急性の麻痺がある、
  • 頸椎疾患がある、又は
  • 頸椎手術の経験がある。

 

危険な事故:

  • 落下(1メートル、階段5段以上)、
  • 頭の軸方向の荷重(水泳の飛び込み)、
  • 高速でのバイクの転倒、落下(時速100km以上)、又は
  • バイクの衝突。

 

後方からの単純なバイクによる衝突に含まれない事故:

  • 正面走行の車両に突き飛ばされる、
  • バス・トラックとの衝突、
  • 転倒、又は
  • 高速車両による追突。