読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

医学よもやま話

医学情報をご提供します。

肺癌画像検査

癌検査

advertisement

X線、CT、PET、PET-CT

****

f:id:tpspi:20170305052538g:plain

image:  PET-CT scanner

 

X線撮影

標準的な背腹及び横方向の胸部X線撮影は低額で検査も容易であるが肺癌のステージ分類には使えない。X線線撮影では3から4mmの肺結節を検出できるが、肺門又は縦隔リンパ節の腫脹の検出は困難。

 

コンピュータ断層撮影(CT

CTスキャンは肺門および縦隔リンパ節、肝臓、及び副腎に癌が転移していないか検査するために使用されるが、縦隔リンパ節への転移の検出精度(精度は40から65%、特異度は45から90%)はPETスキャンや縦隔鏡検査を下回るため、縦隔リンパ節腫脹に至らない小さな転移病巣を検出できない。縦隔リンパ節の大きさが1cm未満の場合は転移の可能性は8から15%である。これに対して縦隔リンパ節の大きさが1から1.5cmの場合、1.5から2cmの場合、及び2cm以上の場合の転移の可能性はそれぞれ15から30%、約50%、及び約90%になる。

肺癌のステージ分類後、非小細胞肺癌が切除可能な場合、縦隔リンパ節に転移がないか生検を行わなければならない。光ファイバー気管支検査及び縦隔リンパ節腫脹を調べるたための経気管支針吸引を行う。CTスキャンで肺門又は縦隔リンパ節に腫脹が検出された場合は経気管支針吸引の結果が陽性である可能性は35から40%。

陽電子放射断層撮影(PET

PETは肺腫瘍でグルコースの代謝が増加している領域を特定するための薬剤としてフルオロデオキシグルコース(FDG)を使用しており、肺癌のステージ分類においてCTより感度が高い。PETの感度は83%、特異度は96%、陰性反応的中度は96%。しかし、グルコース代謝は炎症反応でも起こるため、PETとCTスキャンの両方の検査を行うことにより肺癌のステージ分類の精度を高めることができる。PETはさらに骨、肝臓、及び副腎への転移を検出することができるが、診断を確定するためには病理検査又は他の放射線画像検査が必要。

 

PET-CT

PET-CTは強力な診断装置で、PETによる腫瘍の位置と特定とCTによる解剖学的画像を結合している。PET-CTにより、肺癌の最初のステージ分類と悪性腫瘍の治療に対する効果の評価に使用できる。