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医学よもやま話

医学情報をご提供します。

早期乳癌患治療後に必要な専門医によるフォローアップ 

癌治療

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乳癌が完治した後でも再発のリスクがあるため長期のケアーが必要

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credit:  ミクリガ池への長い階段

 

早期乳癌で局所療法及び全身療法を受けた患者は乳癌の再発防止のため長期にわたり専門医の診察と検査を受けなければならない。再発の可能性は癌治療終了から15年以上に渡る。

 

米国臨床腫瘍学会ガイドラインでは患者が長期に渡り受けるべき診察と検査項目を規定している。(注1)

  • 医師による問診と視診 ― 最初の3年間は3ヶ月から6ヶ月毎、4年と5年目は6ヶ月から12ヶ月毎、それ以降は1年毎
    • 問診項目:痛み、呼吸困難、体重減少、体の機能の変化
    • 視診項目:リンパ節、腋窩、乳腺又は乳房切除部、胸部、腹部
  • マンモグラフィ
    • 乳房切除又は乳房再建 ― 1年毎
    • リンパ切除 ― 1年毎
  • 内診 ― 1年毎
    • タモキシフェンを服用した場合は、子宮体癌のリスクが高くなるため、膣出血がある場合は医師に報告する必要がある。
  • 乳房自己検査 ― 1ヶ月毎
  • 血液検査、胸部X線、骨スキャン、PETスキャン、乳房MRI、肝臓放射線検査、腫瘍マーカ検査(症状がなければ不要)
  • 乳癌再発の徴候及び症状についての指導 ― 診察毎
    • 徴候:新しいしこり
    • 症状:骨の痛み、胸の痛み、呼吸困難、持続性の頭痛

 

 

注1  American Society of Clinical Oncology Guidelines