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医学よもやま話

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早期乳癌の治療法

癌治療

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非浸潤性乳腺小葉癌は若い女性がかかりやすい。マンモグラフィで見つけにくいため、乳癌の進行が見過ごされてしまう。

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credit:  Mammomat, Siemens

 

乳癌の早期発見

乳癌への関心の高まりやマンモグラフィの普及により、乳癌と新たに診断される症例の20から25%は非浸潤性癌であり、その多くは非浸潤性乳管癌である。この癌のリスクは加齢により増加する。マンモグラフィにより非浸潤性乳管癌の早期発見につながっている。

しかし、若い女性に多い非浸潤性乳腺小葉癌はマンモグラフィで見つけにくいため、非浸潤性乳腺小葉癌の進行が見過ごされてしまう。

 

非浸潤性乳管癌

非浸潤性乳管癌が浸潤性癌に進行するリスクは30%。非浸潤性乳管癌が転移性乳癌に進行するリスクは非常に低い。この結果、癌にかかった乳房の治療に重点が置かれる。、

乳房温存

従来の治療法である、乳房全摘出は乳癌完治の可能性が高い。しかし、最近の研究では非浸潤性乳管癌では乳房の温存が可能であるとしている。

乳房温存の主要な禁忌として、整形手術が困難、病変が広い、又は患者の希望があげられる。乳房温存の適否は、病変の大きさとグレード及び切除面の状態により決定される。

 

乳癌切除

乳癌切除においては癌細胞が残らないようにする。非浸潤性乳管癌の切除前と切除後にマンモグラフィで注意して病変を確認する必要がある。

 

非浸潤性乳管癌の治療

放射線治療と乳腺腫瘍摘出術の併用により手術のみの場合より非浸潤性乳癌の再発及び浸潤性乳癌への進行の可能性が減少する。乳房の組織状態によっては乳腺腫瘍摘出術のみの治療が行われる。抗癌剤タモキシフェンを5年間服用することにより同側性乳癌の再発及び対側性乳癌の発症が約50%低減する。

 

非浸潤性乳腺小葉癌と非浸潤性乳管癌

非浸潤性乳腺小葉癌は若年層に多く現れ、非浸潤性乳管癌は高齢者に多く見られる。

非浸潤性乳腺小葉癌はマンモグラフィでは見つけ難く、乳房の生検時に偶然検出される。浸潤性乳癌に進行するリスクが25%。非浸潤性乳管癌はマンモグラフィによる検査又は乳房のしこりで見つかる。

非浸潤性乳腺小葉癌患者で浸潤性癌に進行リスクがある場合や患者に極度の不安がある場合は両乳房の完全摘出が行われる。