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経皮冠動脈形成術と薬物療法の比較

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経皮冠動脈形成術は施術後に重大な心臓血管障害のリスクがあり、再狭窄も起こるが、薬物療法より高い効果が期待できる

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image: 心電図波形

 

経皮冠動脈形成術治療後のリスク

経皮冠動脈形成術の治療により患者は狭心症が解消し、生活の質の改善につながる。安定的な狭心症患者は経皮冠動脈形成術を受けずに薬物療法を受けている。薬物療法と比較して、患者が経皮冠動脈形成術を受けても死亡、心筋梗塞、及び他の重大な心臓血管障害のリスクは低減しない。

 

症状の再発

経皮冠動脈形成術は特に重度の狭心症患者では最初の24ヶ月では症状は軽減する。しかし、術後、時間経過により、患者に症状が現れていなくとも、機能検査により虚血症状が顕著に現れる。

 

経皮冠動脈形成術の優位性

急性ST上昇型心筋梗塞では経皮冠動脈形成術による治療効果が薬物療法より高い。この疾患では、経皮冠動脈形成術による治療により血栓溶解療法より死亡、発作、再発性心筋梗塞、及び、再発性虚血のリスクが低下している。

非ST上昇型心筋梗塞および不安定狭心症では、早期の経皮冠動脈形成術又は冠状動脈バイパス移植術が推奨される。