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ミソフォニア

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普通は問題にならない音を聞くと不安や怒りが押さえられなくなる病気

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無害な音が人を怒らせ、不安に陥れる不思議な苦痛の症状をミソフォニアと呼ぶ。

ミソフォニア患者は物を食べたり、飲んだりしている音など特定の音により、脳の感情を制御する領域(前部島皮質)が異常な働きをする。

ミソフォニア患者の平均発症年齢は12歳である。

 

ミソフォニアの原因

ミソフォニア患者は非常に悪い経験をしているため、前部島皮質が過去の経験を記憶する扁桃核と海馬に正常な人より強くつながっている。

 

ミソフォニアの症状

患者は、問題の音が聞こえると、この音に心が奪われてしまい、患者は何もできなくなる。この音により患者は嫌な記憶を思い出してしまい、心は怒りと不安で一杯になる。

この病気は最近見つかったため、世界の患者数は不明である。

 

治療法

患者は神経自己制御療法(コンピューター画面上に患者の脳波を表示させ,患者自身が脳波を制御する訓練法)などにより症状を軽減することが可能になってきている。

 

参考資料:”Misophonia Sufferers: Scientists May Have Found the Root of Your Pain” by Kimiko de Freytas-Tamura, New York Times 2017-2-3