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医学よもやま話

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乳癌検査のリスクと健康被害

癌治療

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乳癌検査の問題点

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写真:マンモグラフィ検査装置

 

乳癌検査の効果の研究

17年に及び研究の結果、マンモグラフィ検査は一定の年齢に達した女性が行う乳癌検査は進行癌の発症を低減するが、健康問題に結びつかない病変の診断が増加すると結論付けた。

デンマークでの研究

デンマークで、異なる地域で、異なる年代で、乳癌検査を行ったグループと行わなかったグループとの比較が行われた。

乳癌検査に効果があるなら、進行癌の発症が低下するはずである。すなわち、乳癌が早期に発見でき、治療できるはずである。研究から、乳癌検査を行ったグループと行わなかったグループで、進行癌の発症に差がないことが判明した。乳癌検査を行ったグループでは、良性の主要まで治療することになった。すなわち、癌化の心配にない腫瘍に対しても治療が行われた。

 

研究結果

デンマークで行われた研究から、地域や年齢など要因により、マンモグラフィ検査は進行癌の発症を防止することは出来ず、乳がんによる死亡率を低減することも出来ないことがわかった。

 

医師と患者への警告

研究チームの責任者でノルディック・コクラーン・センター副院長のJuhl Jorgensen医師は「ある種の癌検査、例えば大腸癌検査は必要であるが、乳癌検査は問題が大きい。健康な女性の乳房に腫瘍が見つかると、患者の心理的な影響は大きく、不要な治療のために身体的な損傷を受けてしまう。この結果医師は患者に有害な治療を行うことになる」と警告している。

 

参考資料:"Breast Cancer Screening in Denmark: A Cohort Study of Tumor Size and Overdiagnosis", Annals of Internal Medicine, 2017-1-10