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全身麻酔と局部麻酔の違い

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全身麻酔では患者は意識を失うが、局部麻酔では意識がある。

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credit:  酸素マスク、日本メディカルネクスト株式会社

 

全身麻酔

全身麻酔では麻酔薬を患者に吸引又は静脈注射で投与する。患者は感覚や意識が無くなる。全身麻酔の目的は鎮痛、筋弛緩、バイタルサイン(脈拍、呼吸、体温、血圧)の管理、及び無意識にすることである。麻酔の強さは患者が痛みを感じず、動くこと無く、意識のない状態で手術が行えるように決められる。全身麻酔では、気管内挿管又は人工気道装置の挿入及び呼吸管理が必要である。全身麻酔は麻酔科医のみが行うことが出来る。

 

局部麻酔

局部麻酔では、患者の治療部位に麻酔薬を投与して、患者が痛み無く治療が受けれるようにする。簡単な手術や歯科治療に局部麻酔が行われる。麻酔剤は皮膚表面に局所的に塗布又は皮下又は皮内に注射する。局所麻酔の利点は低費用、投与が容易、毒性が低い、そして患者の回復が早いことがあげられる。局部麻酔では呼吸の管理や気管内挿管は不要である。麻酔の毒性は麻酔薬の投与量に比例するので、必要な効果が得られる最小量に抑える必要がある。