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医学よもやま話

医学情報をご提供します。

大腸癌の予防

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大腸癌はライフスタイルを改善することにより防止可能である。

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薬剤による予防

アスピリンなどの非ステロイド抗炎症薬はシクロオキシゲナーゼやその後のプロスタグランジンの産生を抑制することにより、腺腫の成長の抑制と癌化の防止が期待されています。

 

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プロスタグランジンは細胞を増殖させ腫瘍を成長させます。非ステロイド抗炎症薬のスリンダクは腺腫の退縮させ、家族性腺腫性ポリポーシス症患者の新たな腺腫の形成を抑制します。最近の研究から非ステロイド抗炎症薬を常用している人は大腸癌の罹患率が低減していることが判明しています。アスピリンの無作為試験から得られたデータからアスピリンを毎日75mg以上服用して5年以上継続すると、腺腫の再発が20から40%低減し、大腸癌の発症が70%低減していることが判明しています。カルシウムを1200mg/日補給すると、腺腫の異時性発症率が20%減少することが分かっています。現在、腺腫発症防止にアスピリンとカルシュウムの日常的な服用は推奨されていませんが、患者個別に服用が検討される場合があります。

 

ライフスタイル改善による予防

これまでの研究から大腸癌と肥満、喫煙、運動不足、アルコールの過剰摂取、不健康な食事に相関関係があることが判明しています。従って、ライフスタイルを変えることにより大腸癌にかかるリスクが低下する可能性があります。