医学よもやま話

医学情報をご提供します。

肝臓病の画像検査と生検

advertisement

最新の画像検査法では合併症のリスク無く良好な診断結果が得られる。

****

超音波検査

一般に肝臓病の検査には腹部単純X線写真の代わりに超音波検査が行われます。超音波検査では肝実質組織のびまん性異常(例えば、急性ウイルス性肝炎)、非アルコール脂肪肝(明るくエコー像)、肝硬変(荒いエコー像)を検査できます。

f:id:tpspi:20161028082217j:plain

Image of liver captured by ultrasonography

 

腹水の他、超音波検査により脾臓肥大や腹部静脈瘤のような門脈圧亢進症の徴候も映し出すことができます。閉塞性黄疸患者には最初に超音波検査が行わなけれます。超音波検査で胆道閉塞患者の胆管の拡張の確認、膵臓内の腫瘍や総胆管の胆石などの原因を特定することが出来ます。ドップラー血流検査で門脈及び肝臓血管の血流を調べることが出来ます。超音波検査で肝臓腫瘍を調べ、腫瘍と嚢胞が区別出来ます。

CTとMRI

CTやMRIは肝臓血管、肝臓腫瘍などをより詳細に調べることが出来ます。MRIは更に非常に詳細に胆管造影ができるため、胆管閉塞患者の多くが侵襲性の逆行性胆道膵管造影をしないですみます。

 

肝生検

肝臓生検は肝炎の重症度やびまん性肝疾患における線維症の広がりを判定するための決定的な検査方法です。更に、肝生検により、非侵襲性検査で疑われた自己免疫性肝炎などの疾病の診断結果を確定することが出来、薬剤の肝臓毒性のような疾病の診断を下すことも可能です。肝生検は腹腔内出血などの合併症のリスクがあるため、非侵襲性検査が決定的な診断や予後が期待できないときなどに限り推奨されます。

 

Related Topics

肝臓の働きと肝臓疾患

目視による肝臓病の診断