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医学よもやま話

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目視による肝臓病の診断

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患者の腹部をすぐに触診するのではなく、病気の重要な手がかりを確実に目視する必要がある。

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全身の状態

肝臓病が疑われる場合は、目視で得られる肝臓病の重要な手がかりを逃してはなりません。患者に黄疸、筋肉萎縮、皮膚紅斑、腹部膨満、及び末梢浮腫が現れていないかを判定することが必要です。 

 

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バイタルサインにより肝硬変の徴候である休息時頻脈である血流の亢進、収縮期圧と拡張期圧の差であるの差脈圧の拡大、末梢血管拡張による血圧低下を知ることが出来ます。 

皮膚と粘膜の所見

黄疸は目の強膜又は舌下の弾性組織を調べることにより確認することが出来ます。ここにはビリルビンが蓄積されます。側頭筋萎縮や紙幣様皮膚は肝臓疾患の進んだ状態を示します。脂質沈着による眼瞼黄色腫症は胆汁鬱帯性肝臓病患者の瞼や眼窩の周囲に現れることがあります。女性の顔や胸郭のクモ状母斑は肝臓病の徴候ではありませんが、数箇所以上あると肝臓病が疑われます。手掌紅斑は女性では問題ありませんが、男性では肝臓病が疑われます。デュピュイトラン拘縮は手掌筋膜の収縮で手掌及び指の収縮を伴う疾病で、アルコール性肝臓病の徴候です。点状出血及び斑状出血は肝臓病が進行して凝固因子の産生異常と脾機能亢進症を示しています。肝臓病が進行すると爪に白色変色斑が現れることがあります。掻痒症の引っかき傷が胆汁鬱滞性肝臓病患者の体幹と四股に現れます。

 

 

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