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医学よもやま話

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肝臓病血液検査

内科 血液

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医師が血液検査項目を誤ると、疾病が見逃されてしまう。

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肝臓病の検査は次の2種類に分類されます。1番目は細胞内の酵素の外部流出などの細胞の損傷を表す検査、2番目が肝臓の実際の機能を測定する検査です。

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credit:  Blood Test  Careme

 

肝臓は重要な機能として有毒な代謝産物と外来性化合物の除去、生体内変換、及び無毒化、多種の血漿蛋白質の合成と運び出し、および炭水化物、アミノ酸、及び脂質の代謝を行います。

 

特定の病気にかかると、肝臓のこれらの機能の一部が極度に損なわれますが、他の機能は損なわれません。肝臓の検査項目は注意して選択し、臨床状況を総合して、結果を判断する必要があります。

1.血漿酵素検査

 

血漿内の肝臓酵素のレベルを測定することにより肝細胞の代謝や障害を表します。

 

肝細胞の障害や死滅によりホスホリパーゼと呼ばれる酵素を活性化させて原形質膜に穴を開け、細胞内容物の放出を増加させます。

 

2.代謝産物及び薬剤の除去に基づく検査

 

肝臓の主要な機能は血中から多種の代謝産物と毒素を除去することです。

 

肝臓病にかかると、実質細胞の消失、胆汁分泌の減少、胆管閉塞、細胞取り込みや代謝の減少、又は肝血流量の減少のため、代謝産物と毒素の除去機能が損なわれます。

 

代謝産物(例えば、ビリルビン)が一定の速度で産出されると、この血漿濃度は肝機能の良好な指標となります。特定の薬剤の血漿からの除去速度も同様に考えることが出来ます。

 

2-1. ビリルビン

 

高ビリルビン血症は一般肝疾患、遺伝性ビリルビン代謝障害、及び非肝性疾患に現れます。

 

急性アルコール肝炎、劇症肝不全、原発性胆汁性肝硬変、及びほとんどの慢性肝臓病においてビリルビン濃度は疾病の予後と相関関係があります。

 

2-2. アンモニア

 

アンモニアはアミノ酸の代謝の産物で肝臓で血液から除去されクレブス・ヘンゼライト回路で尿素に返還され、腎臓により体外に排出されます。

 

門脈体循環シャント、重度の肝不全(例えば、劇症肝不全)、又は尿素代謝異常が起こると、アンモニアの濃度が上昇します。

3.肝臓合成機能検査

3-1. 血液凝固検査

 

血液凝固検査では血液が凝固する能力及び凝固する時間を測定します。

 

凝固障害を起こす疾患として肝臓病、血栓発生傾向(過剰凝固)や血友病(凝固能力異常)があります。

 

3-2. プロトロンビン時間

 

プロトロンビン時間はプロトロンビンとフィブリノゲンの血漿濃度を表します。

 

ビタミンKの欠乏、肝臓病、又はその両方が起こるとプロトロンビン時間が長くなります。

 

3-3. アルブミン

 

アルブミンは肝臓でのみ作られます。アルブミンの血漿濃度により合成速度とアルブミンのプラズマ半減期(約21日)のバランスを示します。

 

アルブミンの合成速度は患者の健康状態、甲状腺及び糖質コルチコイド・ホルモン濃度、血漿コロイド浸透圧、肝細胞毒素への暴露(例えばアルコール)、及び全身障害又は肝臓病の発症により変化します。

 

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