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医学よもやま話

医学情報をご提供します。

失語症

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脳の障害により、言葉が理解できなくなったり、話せなったりする病。

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 失語症にかかると、言葉を話したり、文を書いたり、言葉を理解する能力が失われ、人とコミュニケーションをとることができなくなります。

 

失語症は脳卒中や頭の外傷により突然発症します。あるいは、成長が遅い脳腫瘍などにより徐々に発症することもあります。頭の外傷の箇所と程度、及び外傷の原因により障害の程度が異なります。

 

症状の原因が失語症であることが判明したら、失語症患者に対して言語療法が行われます。失語症患者は言語機能を再習得し、更にコミュニケーションを取るための代替方法を学びます。

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credit:  大脳半球 ST NAVI

症状

失語症は脳卒中や脳腫瘍などの脳の疾患により、次の症状が現れる場合があります。

  • 短い言葉又は不完全な言葉を話す。
  • 意味のない言葉を話す。
  • 1つの単語を他の単語で置き換えたり、1つの発音を他の発音で置き換える。
  • 認識できない言葉を話す。
  • 他の人の会話が理解できない。
  • 意味の通る文章がかけない。

障害の重さや範囲は脳の損傷の程度や患部の広がりにより異なります。

 

失語症の種類

失語症は大きく次のように分類されます。

 

ウェルニッケ失語症

ウェルニッケ失語症では、書き言葉と話し言葉の両方の理解の障害が重度に現れます。患者は単語それぞれの意味の理解が困難になり2つ以上の指示に従うことが出来なくなります。患者の会話は流暢ですが不全失語症や名称失語症が現れます。患者はコミュニケーションの困難さの程度に気づかず、話していることが不正確であることにも気づきません。

 

ブロッカ失語症

ブロッカ失語症は話す言葉に顕著な影響が現れます。患者は流暢に話せず、話すのが困難です。患者は会話の内容が理解でき、会話の困難さが正確に理解できるため、フラストレーションが高まります。ブロッカ失語症にかかると鬱症状が現れます。

 

全失語症

全失語症患者には表現障害と受容障害の両方が現れます。全失語症は優位大脳半球に重度の梗塞、出血、または脳の外傷により急速に発症します。

 

名称失語症

名称失語症は言語障害の中で最も軽度なものです。患者の理解力や言葉の表現能力は維持されていますが、復唱が困難になります。

 

観念運動失行症

観念運動失行症では顔や四肢の筋肉組織には感覚異常は現れず、患者は単純な作業は行えますが、複雑な作業や指示に従うことは出来ません。

 

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