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医学よもやま話

医学情報をご提供します。

健忘症の治療

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消えた記憶は戻らない。

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影響

健忘症は軽度でも日常生活に影響が現れ、仕事、学業、及び社会活動に支障がでます。健忘症で、失われた記憶を回復させることは出来ません。健忘症が重度の場合は施設で介護を受ける必要があります。

 

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image:  pill case

 

検査と診断

健忘症の診断では、記憶障害の原因がアルツハイマー病、その他の認知症、鬱病、又は脳腫瘍などの他の疾患によるものでないことが確かめられます。

治療と薬剤

健忘症の治療では記憶障害から生活を改善させるための治療が行われます。

 

作業療法

健忘症患者は作業療法士から失われた記憶を取り戻すために新しい情報を学んだり、新しい情報を取り入れるために現存の記憶の使用方法を学びます。

 

情報が容易に思い出せ、会話が理解出来るようにするために情報の整理方法を学びます。

 

記憶支援器具

健忘症患者の多くはスマートフォンやタブレットが役に立ちます。訓練と練習で、健忘症が重い患者でもこれらの装置は日常の生活の役に立ちます。例えば、これらの装置で予定や薬の服用時間を知ることが出来ます。

 

スマートフォンなどでなくても、ノート、カレンダー、薬入れ、及び人や場所の写真でも役に立ちます。

 

薬剤・サプリメント

現在、健忘症に効果のある薬剤は処方されていません。

 

ウェルニッケ・コルサコフ症候群による健忘症はチアミン(ビタミンB1)の欠乏が原因です。治療法としてはチアミンの投与と適切な栄養補給が行われます。治療には禁酒が含まれます。治療は記憶障害の進行を防ぐことは出来ますが、失われた記憶を回復することは出来ません。

 

予防

脳の損傷が健忘症の根本原因です。従って、脳を損傷する可能性を最小にする対策を取ることが重要です。

  • アルコールの過剰摂取を避ける。
  • いかなる感染でも脳に広がらないように、早く治療を行う。

 

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