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医学よもやま話

医学情報をご提供します。

アルコール摂取量と心臓冠動脈疾患の関係

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健康に良いアルコール摂取量は非常に少量である。

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適度な飲酒は心臓冠動脈疾患を減らすので健康に良いとの疫学的研究もなされていますが、この恩恵を受けれるアルコール摂取量は非常に少量です(一日1杯未満)。

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credit:  draft beer  MAGNET Magazine Inc.

 

アルコール消費と心臓冠動脈疾患との関係

アルコール消費と心臓冠動脈疾患にはJ字型の関係があり、少量の飲酒(1週間に3杯未満)から中程度の飲酒(1週間に3から7杯(女性)、3から14杯(男性))で疾患のリスクが最も低くなります。アルコールの摂取により怪我や、他の疾患(高血圧や心房細動など)も起こります。

 

有害な飲酒量

 

男性: 1週間の飲酒量が14杯を超える、又は一日4杯を超える。

女性: 1週間の飲酒量が7杯を超える、又は一日3杯を超える。 

 

有害な飲酒量は65歳未満の若い男性とすべての年代の女性では異なります。これは、女性は一般的に男性と比較して体重が少なく、アルコール代謝率も低いからです。65歳以上の男性はアルコール代謝率が低下するため、アルコール摂取により障害が起こるリスクが高まるため、女性と同じ扱いになります。

病的なアルコール摂取

  • 暴飲 ― アルコールを偶発的に大量摂取することです。男性では一回の飲酒が5杯以上、女性では4杯以上です。ここで言う、1杯とはアルコール12グラムと定義され、ビールでは350ミリリットル缶に相当します。
  • アルコール依存症 ― 危険な状態(運転時)でもアルコールを摂取します。
  • アルコール中毒 ― 身体や精神面で障害があってもアルコールを摂取します。

 

アルコールの過剰摂取は喫煙と肥満に続いて防止可能な第3の死亡原因です。

 

 

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