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医学よもやま話

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筋骨格疾患 ― リウマチ

整形外科

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関節や筋肉の疼痛

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リウマチは誰にでも発症し、日常生活に不便を感じたり、負担が大きい病です。筋肉や骨格の疾病は急性、亜急性、又は慢性疾病として起こります。痛みや日々の生活への支障により、病状が判定されます。リウマチ患者は症状を正確に知り、適切な検査を受ける必要があります。

 

リウマチの診断で行われる検査は限られていますが、症状に応じて、検査室における多項目の検査、画像診断、及び他の診療科の診察が必要になる場合もあります。

 

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リウマチの分類

リウマチは影響が現れている組織により、次の様に分類されます。

  • 軟骨変性 ― 骨関節症
  • 滑膜炎 ― 関節リウマチ、自己免疫疾患
  • 結晶性滑膜炎 ― 痛風、偽痛風
  • 腱靭帯付着部症 ― 強直性脊椎炎、生物薬剤
  • 関節腔疾患 ― 化膿性関節炎
  • 骨関節疾患 ― 骨壊死
  • 炎症性筋疾患 ― 多発性筋炎、皮膚筋炎、封入体筋炎
  • 一般症状 ― リウマチ性多発筋痛、線維筋痛

 

診断(病歴、臨床検査、及び検査室での試験)では、リウマチに関係している組織を特定します。

 

リウマチに関係する組織

滑膜は関節腔の内層の膜であり、マクロファージ層と線維芽細胞層と、それらを接合する組織から構成されています。ヒアリン軟骨は骨端板を覆い、関節の動きによる衝撃を和らげます。軟骨は水分を多く含んだ組織で、養分を滑液から得ます。滑膜は血漿の限外濾過液として滑液を分泌します。滑液には特別な分子であるヒアルロン酸などが含まれます。骨端板は軟骨を保護します。関節包や靭帯も組織を補強し骨膜と融合しています。関節周辺部として腱、滑液嚢、及び関節に付属する筋肉があります。

 

病因

リウマチのの病因として炎症性、代謝性、退行性、腫瘍性、又はこれらの組み合わせがあります。

 

関節周辺の炎症は腱や滑液嚢が関係している場合が多く、痛みや硬直の原因となります。関節が疾患の原因と誤診されることもあります。

 

骨関節症は非炎症性退行性疾患で、軟骨で現れ、軟骨の消失、軟骨下の新たな骨の形成、及び辺縁骨の異常増殖が起こります。軟骨の消失は滑液の炎症又は外傷により起こる場合があります。

 

滑液炎症疾患、例えばリウマチ関節炎は滑膜で現れ、軟骨、関節包、及び骨が損傷します。

 

結晶沈着疾患、例えば、痛風又は偽痛風では、関節に炎症が現れます。

 

腱靭帯付着部の炎症(腱靭帯付着部症)は脊椎関節症、例えば、強直性脊椎炎が現れます。感染は主として関節腔(化膿性関節炎)又は骨(骨髄炎)で現れます。骨壊死により骨端板が潰れ、軟骨が損傷する場合があります。

 

筋肉の炎症により無痛性近位筋力が低下します。線維筋痛では軟組織や関節の特定の箇所に圧痛が起こりますが、炎症や腫れは現れません。

 

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