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医学よもやま話

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痛風は生活習慣病

生活習慣病

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不摂生な生活をしていると痛い目にあう

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痛風は関節、特に足の親指の関節が赤く腫れ、激痛が走る病です。痛風は関節炎の一病態で、だれでも発症する可能性があります。男性が特にかかりやすく、女性は閉経後に発症率が上昇します。

 

痛風の発作は突然起こり、足の親指に激痛が走り夜中に目を覚ましてしまいます。痛風が発症すると、発症部位は腫れて、熱がでます。痛風は予防でき、治療することも再発を防止することも出来ます。そのためには生活習慣を変える必要があります。

 

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credit:  urate crystal  NIH

症状

  • 強度の関節痛 ― 痛風は通常、足の親指の関節に発症しますが、足、くるぶし、膝、手、や腕にも発症します。
  • 不快な症状が長引く ― 激痛が無くなった後も、関節の不快な症状が数日から数週間持続。痛風の発作が再発した場合は治癒に時間がかかり、他の関節にも発作が起こる可能性が高い。
  • 炎症と赤み ― 痛風が関節に発症すると、関節が赤く腫れ、熱が出て、圧痛が起こる。
  • 関節の可動域が狭くなる。痛風が進行すると関節の可動域が狭くなる。

 

病因

痛風は関節に尿酸結晶が蓄積すると、痛風発作として炎症や激痛が出ます。血液中の尿酸値高くなると、尿酸結晶が関節に蓄積します。

 

体内でプリン体が代謝されると尿酸が出来ます。プリン体は体内で生成される他、赤身の肉、モツ、魚介などの食品にも多く含まれています。更に、ビールなどのアルコール飲料や果糖入の飲料は尿酸値を高めます。

 

通常、尿酸は血液で腎臓に送られ、尿として排泄されます。時に、体内で過剰な尿酸が作られたり、腎臓による尿酸の排出が少なすぎるときは、尿酸が蓄積し、針状の尿酸結晶が関節や周辺組織に形成され、激痛、炎症、及び腫れを引き起こします。

 

合併症

痛風患者には合併症が現れることがあります。

  • 痛風の再発 ― 毎年、痛風を数回発症する。痛風を再発する患者は薬剤の服用により痛風の発作を防止できる。痛風を放置すると、表層性壊死や関節の損傷を生じる。
  • 痛風末期症状 ― 痛風を放置すると、尿酸結晶が皮膚の下に蓄積して結節が出来る(痛風結節とよぶ)。痛風結節は指、手、足、腕、又はくるぶしの後ろのアキレス腱に発症することがある。痛風結節は痛みがないが、痛風発作時に腫れて、圧痛が起こり場合がある。
  • 腎臓結石 ― 痛風患者では、尿酸結晶が尿路に集まり、腎臓結石を生じる。薬剤により腎臓結石を防止することが出来る。

生活改善による痛風予防

薬剤により痛風の症状を効果的に抑えることが出来ます。しかし、生活を改善すれば痛風発症のリスクを大きく減らすことが出来ます。

  • アルコール飲料や果糖入りの飲料の摂取を減らす。
  • プリン体を多く含んでいる食品の摂取を減らす。例えば、赤身の肉、モツ、及び魚介類。
  • 運動を日課にする、減量する。体重を標準のレベルに維持できれば、痛風のリスクを減らすことが出来る。

 

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