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幻肢痛

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切断した手足が痛み出す

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幻肢痛とは切断して存在しない手足で感じる痛みです。

 

幻肢感覚とは切断して存在しない手足の感覚です。幻肢感覚は多くの場合時間の経過とともに薄れていきます。しかし、6ヶ月以上幻肢痛が続く場合は、予後は悪くなります。

 

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credit:  rock, etour

 

幻肢痛の原因

手足は切断されて、存在しなくとも、切断部の神経端は痛みの信号を脳に送り続けます。そのため、脳は手足があると誤った判断をします。損傷を受けた神経からの信号にもかかわらず、脳の痛みの記憶が保持され、痛みと判断されます。

 

幻肢痛の症状

人によっては幻肢痛の他、切断した手足に刺痛感、けいれん、暖かさ、冷たさなどを感じることがあります。

 

幻肢痛の治療方法

幻肢痛の治療法には次のものがあります。痛みに応じて複数の治療法が組み合わされます。

  • 温熱療法
  • 筋肉の緊張を減らすためのバイオフィードバック療法
  • リラクゼーション療法
  • 切断箇所のマッサージ
  • 局部麻酔及び/又はステロイド注射
  • 神経ブロック
  • 瘢痕組織の除去手術
  • 理学療法
  • 経皮的電気神経刺激法
  • 脊髄刺激法や脳深部刺激療法などの神経刺激療法
  • 鎮痛剤、神経弛緩薬、抗けいれん薬、抗うつ薬、β遮断薬、ナトリウムチャネル遮断薬等の薬剤