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医学よもやま話

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水痘帯状疱疹ウイルス

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帯状疱疹の原因

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水痘帯状疱疹ウイルスの一次感染で水痘が現れます。ウイルスは神経に潜伏感染し患者が高齢になると帯状疱疹として発症します。

 

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Credit:  東和薬品 抗ウイルス薬―アシクロビル

 

帯状疱疹の罹患

水痘罹患者の約30%が帯状疱疹に罹患します。加齢(50歳以上)及びT細胞による細胞性免疫障害により罹患率が高まります。

 

臨床症状

健康な人では、帯状疱疹を発症すると皮膚に局所に痛みがでて、1から3日で水疱性発疹が現れます。帯状疱疹は三叉神経又は胸神経節近辺の皮膚にしばしば生じます。発疹は痒みや痛みを伴います。病変は小胞から膿疱に変化し、10日でかさぷたになります。ウイルス血症により皮膚の外側に数カ所の病変が発症することがあります。無発疹性帯状疱疹の患者では発疹が出来ません。細胞性免疫が重度に損傷していると、帯状疱疹を再発すると重度のウイルス血症を生じ、発疹が皮膚に広範に現れ、多臓器に影響がでます。

 

 

合併症

帯状疱疹の合併症として帯状疱疹後神経痛があります。発疹が治癒しても少なくとも痛みが一ヶ月続きます。患者は異痛症(無痛刺激に対する痛み)、感覚異常、知覚不全、又は重度な神経障害性疼痛が生じることがあります。50歳以上の患者の多くで帯状疱疹後神経痛が起こります。その他の合併症としては細菌重複感染、三叉神経節の眼分岐でのウイルスの再活性化による眼の疾病、第Ⅶ脳神経でのウイルス再活性化による顔面麻痺、耳に生じる痛みと水泡、舌前方のしびれ、第Ⅶ脳神経の膝神経節でのウイルス再活性化による同側性の顔面麻痺、運動神経障害、及び髄膜炎があります。帯状疱疹発症時又は数カ月後に発生する血管障害により大脳動脈が炎症を起こして脳卒中に到る場合があります。エイズ患者やCD4細胞が少ない患者などの免疫不全の患者の眼にウイルスが再活性すると、網膜細胞に炎症が起き、進行性網膜外層壊死が起こります。これに対して、健康な人でウイルスが再活性化すると、炎症により急性網膜壊死が起こります。エイズ患者や造血性幹細胞を移植した人では発疹が起こらず膵臓炎、肝炎、又は肺炎を併発することがあります。

 

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