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医学よもやま話

医学情報をご提供します。

食中毒の対処方法

食中毒

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脱水症状への対応

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通常食中毒は軽微で、自然に治癒することもあります。しかし、小児、高齢者、免疫不全の人には食中毒が命にかかわることがあり、病院での治療が必要な場合もあります。

 

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credit: 大塚製薬 経口補水液OS-1

 

食中毒症状

食中毒症状は汚染された食物を摂取してから数時間以内に起こります。食中毒の原因によっては、摂取後数値に又は数週間後に発症する場合もあります。食有毒症状は数時間から数日続くこともあります。

 

食中毒の症状として発熱、腹痛、下痢、吐き気、嘔吐、血便が起こります。

 

医師の診察が必要な場合

次の症状がある場合は医師の診察が必要です。

  • 嘔吐が頻繁に起こり、水分補給が出来ないとき。
  • 嘔吐物又は便に血が混じっているとき。
  • 3日以上下痢が続くとき。
  • 腹部が激しく痛むとき。
  • 体温が6℃を超えるとき。
  • 脱水症状の徴候があるとき。例えば、極度の喉の渇き、口の乾燥、尿がわずか又は全くでない、重度の脱力感、めまいがあるとき。
  • 神経症状があるとき。例えば、目のかすみ、筋力低下、腕の刺痛があるとき。

 

合併症

食中毒で最も重大な合併症は脱水症です。脱水症状では体から水分、塩分、ミネラルが失われます。食中毒症状の患者が健康な成人で嘔吐や下痢で失われた水分を十分補える場合は、脱水症状の問題は起こりません。

 

幼児、高齢者、免疫不全又は慢性病患者が失われた水分を補給できないときは、重度な脱水症状になります。この場合は病院で点滴を受ける必要があります。極度な場合は、脱水症状により死に至る場合があります。

 

ある種の食中毒で合併症が生じる場合があります。食中毒を起こす細菌により、流産、早産、や腎不全を起こす場合があります。

 

治療方法

食中毒の治療法は食中毒の原因や症状の重さによって変わってきます。健康な人では、治療を受けなくとも数日で回復します。しかし、食中毒の種類によっては症状が長引くこともあります。

食中毒の治療法として次の方法があります。

  • 失われた水分の補給。下痢により失われた水分と電解質を補給する。幼児や下痢や嘔吐の続く大人は病院で水分と塩分を点滴で補給し、脱水症状の防止又は治療を行う。
  • 抗生剤投与。食中毒の原因が細菌で病状が重いときは抗生剤の投与を受ける。早く治療を行えば、早く回復する。

 

家庭での療法

通常の食中毒は医師の治療を受けなくとも、48時間以内に改善します。食中毒にかかったときは、脱水症状を防止するために、次の事に気をつけます。

  • 胃を休ませる。数時間飲食を控える。
  • 氷のかけらを口に含む又は少量の水を摂取する。炭酸水、カフェイの入っていないスポーツ飲料を摂取する。尿が正常に出て濁っていなければ十分水分を摂取する。
  • 徐々に食事を始める。刺激がなく、消化に良い食べ物を摂取する。消化の良い食べ物の例:ソーダクラッカー、トースト、バナナ、おかゆ。はき気がするときは、食事は控える。
  • 気分が良くならなければ、消化の悪い飲食物は摂取しない。消化の悪い飲食物の例:乳製品、カフェイン飲料、アルコール飲料、タバコ、脂肪分が多く高カロリーの食品。
  • 休息を取る。食中毒や脱水症状により体力が低下し、疲労する。