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医学よもやま話

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変形性肩関節症

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加齢による肩関節疾病

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加齢により変形性肩関節症が起こるリスクが高まります。変形性肩関節症が起こると腕を上げると痛みが走り、腕を十分上げることが出来ません。若年層でも、脱臼などの怪我により変形性肩関節症を発症することも有ります。

 

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変形性肩関節症とは

変形性肩関節症は骨頭を覆っている軟骨の変性又は摩耗により発症します。この病では腫れ、痛み、時には骨同士が擦れることにより骨棘が生じます。

 

変形性肩関節症とは

肩の関節には肩鎖関節と肩甲上腕関節があります。肩鎖関節は鎖骨が肩峰と接する関節で、上腕関節は上腕骨が肩峰と接する関節です。変形性肩関節症は肩鎖関節で多く見られます。

 

変形性肩関節症にかかる人

変形性肩関節症は50歳以上の人に多く見られます。若年層でも骨折や脱臼により変形性肩関節症を発症することが有ります。怪我による変形性肩関節症を外傷性変形性肩関節症と呼びます。変形性肩関節症は遺伝による場合もあります。

 

変形性肩関節症の症状

他の変形性関節症と同様に、変形性肩関節症の主な症状は痛みです。変形性肩関節症の患者は肩を動かすときや、動かした後に痛みが出ます。睡眠時に痛みが出る場合もあります。他の症状としては肩の可動範囲が狭くなります。腕を十分上げることが出来なくなり、肩を動かすとカチッという音がする場合が有ります。

 

変形性肩関節症の診断方法

変形性肩関節症の病歴と痛み、圧痛、可動範囲の減少、及び肩周辺の組織を調べて診断を行います。このとき、関節の周りの筋肉が弱くなっていないか調べる場合もあります。

 

変形性肩関節症の診断では次の検査が行われます。

  • X線。
  • 血液検査。リュウマチ性関節炎を調べるが、他の疾病を除外するために行われる。
  • 関節の滑膜内の潤滑液を採取する。
  • MRIスキャンを行う。

 

治療法

症状が軽度の場合は保存療法を行います。

  • 肩の関節を休ませる。肩関節炎を発症している患者は日常の腕の動かし方を変える。例えば、ヘアー・ドライアは持たずに固定して使う。
  • イブプロフェンやアスピリンのような市販の非ステロイド性抗炎症薬を服用する。これらの薬剤は炎症と痛みを緩和する。服用前に、医師に相談する必要がある。
  • 医師の指導を受けて、運動療法を行う。関節周辺のこわばった筋肉をほぐして、関節を動きやすくする。  
  • 関節可動域運動を行って、関節の柔軟性を良くする。
  • 肩を氷で冷やす。炎症や痛みを軽減するために一日2から3回20分間肩を氷で冷やす。  
  • 医師による処方薬を服用する。コルチゾールの注射の場合も有る。
  • グルコサミンやコンドロイチンのサプリメントを摂取する。有効性については諸説ある。これらのサプリメントを摂取するときは医師の指示に従い、服用薬に影響を及ぼさないようにする。

 

保存療法で痛みが取れないときは、手術療法を行います。他の手術と同様に、手術にはリスクがあり、感染症や麻酔による障害などの合併症の恐れがあります。手術には次のものが有ります。

  • 関節鏡視下手術。関節の中に内視鏡を入れて行う手術である。関節内で炎症を起こしている組織や軟骨のかけらを取り除く。この手術は関節や軟骨を修復する手術でないため、変形が少ない人に行う。 
  • 人工骨頭置換術。上腕骨が変形しているが、肩甲骨の変形は軽度な患者に行う。肩甲骨の受け皿には何もせず、上腕骨の骨頭のみを人工骨頭に置き換える。肩の動きを良くして、痛みの軽減に効果がある。
  • 人工肩全置換術。上腕骨と肩甲骨が変形している患者に行う。手術による改善の程度は個人差が有る。 

 

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