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医学よもやま話

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1型糖尿病患者への福音

慢性疾患 免疫

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豚の膵臓分泌細胞を人間に移植

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日本には推定500,000万人の1型糖尿病患者がいます。

1型糖尿病はインスリン依存性糖尿病又は若年性糖尿病と呼ばれており、体の免疫系が膵臓のインスリン分泌細胞を攻撃し、これらの90%以上が破壊されています。従って、膵臓はインスリンをほとんど作り出すことが出来ません。1型糖尿病は高齢になって発症することもありますが、ほとんどは30歳前に発症します。

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1型糖尿病は環境要因、恐らくウイルス感染又は幼年期又は青年期の栄養状態により免疫系が膵臓のインスリン分泌細胞を破壊していると考えられています。また、一部の1型糖尿患者は免疫系が環境要因の影響を強く受ける遺伝子を持っている人もいます。

 

この度、厚生労働省は動物の細胞や臓器を人に移植する異種移植を認めました。国立国際医療研究センター病院の研究チームはブタの膵臓のインスリン分泌細胞を1型糖尿病患者に移植し、血糖値を下げる効果を期待しています。インスリン分泌細胞を特殊な膜で包んで、免疫細胞による拒絶反応を防止することにしています。国立国際医療研究センター病院は3年後に臨床を開始する予定です。

 

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